心電図コースⅡ(ST-T変化標準編)

コース概要

心電図波形の読み方とその波形機序を学ぶコースの第2部(ST-T変化標準編)です。標準編とは初級・中級編です。心電図検定にも役立ちます。
ST-T変化とは①ST上昇、②ST低下、陰性Tの3つの変化をさします。これらの心電図波形の読み方とその波形機序を学ぶことでST-T変化に関与するST上昇型心筋梗塞(STEMI)、 非ST上昇型急性冠症候群(NSTE-ACS)、 胸部大動脈解離(破裂)、肺塞栓症、重症心不全、心筋炎、たこつぼ症候群、ストレス性心筋症、高/低カリウム血症などの診断が可能となります。 尚、我々が救急現場で遭遇するST-T変化のパターンは約50~60パターンあります。心電図コースⅡ(ST-T変化標準編)では、ST-T変化総論(ST-T変化の理論と臨床的意味)と ST上昇型心筋梗塞(STEMI)の約半分弱(12パターン)について心電図波形の読み方とその波形機序を学びます。

ST上昇型心筋梗塞(STEMI)は冠動脈の血管領域から①下壁梗塞、②右室(下壁右室)梗塞、③前壁梗塞、④前壁下壁梗塞、⑤後壁・側壁・高位側壁梗塞、⑥後壁下壁梗塞、 ⑦左主幹枝周辺部病変の心筋梗塞、の7つに分類されます。心電図コースⅡ(ST-T変化標準編)では、ST上昇型心筋梗塞(STEMI)の内で上記①下壁梗塞(4パターン)、 ②右室(下壁右室)梗塞(4パターン)、③前壁梗塞(4パターン)について心電図波形の読み方とその波形機序を学びます。

コースの進行方式は講義方式ではなく、実際の12誘導心電図を使い、読影練習を中心としたドリル形式の実践的なコースです。臨床現場で直ぐに活用できることを目的として、 読み方の手順(アルゴリズム)を実際の心電図をもとに何回も練習することで臨床能力を高めることができるようにしております。臨床現場(救急現場)で遭遇する 標準的なST-T変化の波形(12誘導心電図)を経験することができます。

このコースは、ACLSコースやACLS-EPコースを受講するためには有益と思われますが、ACLSコースやACLS-EPコースの受講に必須ではありません。希望者のみの自由参加コースですので、認定証は発行されません。
尚、このコースは2021年1月まで行っていました心電図コースⅡ(ST-T変化編)の後継コースです。

コース内容
Ⅰ.ST-T変化総論
1.ST-T変化(ST上昇、ST低下、陰性T)読影の対象疾患と臨床的意味
2.主要4血管(右冠動脈領域、左前下行枝領域、左回旋枝領域、左主幹枝領域)とST-T変化の関係
3.ST-T変化読影のキーワード(5項目)
1)ST上昇型心筋梗塞(STEMI)
2)カブレラ配列(変法)
3)対側性変化(ミラーイメージ)
4)Ⅲ・Ⅱ比(Ⅱ・Ⅲ・aVFのST変化比)
5)aVR(-aVR)のST-T変化

Ⅱ.ST-T変化のドリル形式心電図読影実践
1.下壁梗塞(右冠動脈領域のSTEMI):4パターン
2.右室(下壁右室)梗塞(右冠動脈領域のSTEMI):4パターン
3.前壁梗塞(左前下行枝領域のSTEMI):4パターン

受講条件、コース時間、受講料
受講条件
どなたでも受講できます
コース時間
約4時間
受講料
初回のみ7,700円、2回目以降は無料で何度でも受講可能です。尚、2021年1月までの心電図コースⅡ(ST-T変化編)の受講者も無料です。
講師
  1. 河野 寛幸(こうの ひろゆき)
  2. 福岡博多トレーニングセンター理事長
  3. 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医
評価と認定

希望者だけの自由参加コースのため、認定証はありません。

使用テキスト

コース当日に、このコースのための「コース資料」を受付にて配布いたします。

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