コース概要(G-2020準拠)
ACLSコース(1日)を受講される方のための予備または補助を目的としたコースです。ACLSコースの受講を検討中の、以下のような方々を対象としています。希望者だけの自由参加のコースのため、認定証はありません。
・ | ACLSコースがどのようなコースなのか全体像をつかみたい |
・ | ACLSコースを受講したいが何を勉強したらよいのかよく分からない |
・ | 心電図に自信がない |
・ | 以前にACLSコースを受講したが、再度復習したい |
尚、このコースはACLSコース受講のために必須ではありません。
また、このコースを受講したからといって、ACLSコースを受講しなければならないわけでもありません。何回(複数回)でも受講可能です。
コース内容
ACLSコース(1日)に備えて、ACLSシナリオの実技経験(実技練習)と基本的心電図(不整脈)の読影練習を行います。尚、コース内容はガイドライン2020(G-2020)準拠です。
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1.ACLSシナリオの実技経験(実技練習)
ACLSコースのメインテーマは「心肺停止」、「呼吸停止」、「重症不整脈」ですが、当トレーニングセンターのACLSコースでは、臨床現場で遭遇する心肺停止・呼吸停止・重症不整脈のほとんどのパターンを8~10個のシナリオに凝集し、臨床現場に活かせる知識と技術を修得できるようにしております。
ACLSプレコースでは、ACLSコースで提示するシナリオの半分以上を実技経験(実技練習)することができます。これによりACLSシナリオの基本的な考え方やイメージを修得でき、スムーズにACLS1日コースを受講できるようにしております。
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2.基本的心電図(不整脈)の読影
ACLSコースで読影できなければならない波形(不整脈)は以下のとおりです。
ACLSプレコースでは、下記波形の読み方をアルゴリズム化し、そのアルゴリズムに従い、多くの具体的波形を読影練習形式での講義を行っております。
1) | 心肺停止 |
| 心室細動(VF)、無脈性心室頻拍(pulseless VT)、無脈性電気活動(PEA)、心静止(asystole) |
2) | 徐脈 |
| 洞性徐脈、1度房室ブロック、2度房室ブロックⅠ型、2度房室ブロックⅡ型、3度房室ブロック |
3) | 頻拍 |
| 洞性頻拍、心房細動、発作性上室性頻拍、心房粗動、心室頻拍 |
評価と認定
希望者だけの自由参加のコースのため、認定証はありません。