コース概要
心電図波形の読み方とその波形機序を学ぶコースの第6部(ST-T変化上級編その3)です。
心電図検定にも役立ちます。
心電図コースⅠ・Ⅲで不整脈のほとんどのパターンを学びました。また、心電図コースⅡ・Ⅳ・ⅤではST-T変化のほとんどのパターン(約50パターン)を学びました。尚、ST-T変化の約半分はST上昇型心筋梗塞(STEMI)です。これらの心電図コースⅠ~Ⅴで学んだ全ての心電図をランダムに提示して総復習を行うコースです。
コースの進行方式は講義方式ではなく、実際の12誘導心電図を使い、読影練習を中心としたドリル形式の実践的なコースです。臨床現場で直ぐに活用できることを目的として、読み方の手順(アルゴリズム)を実際の心電図をもとに何回も練習することで臨床能力を高めることができるようにしております。臨床現場(救急現場)で遭遇するほとんどの波形(12誘導心電図)を経験することができます。
このコースは、ACLSコースやACLS-EPコースを受講するためには有益と思われますが、ACLSコースやACLS-EPコースの受講に必須ではありません。希望者のみの自由参加コースですので、認定証は発行されません。
コース内容
Ⅰ. | 不整脈、及びST-T変化のドリル形式心電図読影実践 |
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1 | . | 徐脈(Pがある場合、Pがない場合) |
2 | . | 頻拍(QRSが狭い場合、QRSが広い場合) |
3 | . | 右冠動脈領域(下壁梗塞、下壁右室梗塞) |
4 | . | 左前下行枝領域(前壁梗塞、前壁下壁梗塞) |
5 | . | 左回旋枝領域(後壁・側壁・高位側壁梗塞、後壁下壁梗塞) |
6 | . | 左主幹枝周辺部病変の心筋梗塞 |
7 | . | ST上昇型心筋梗塞(STEMI)以外のST上昇疾患(心筋炎・心膜炎、たこつぼ症候群、ストレス性心筋症) |
8 | . | ST低下疾患(非ST上昇型急性冠症候群、胸部大動脈解離破裂、重症心不全ストレス性心筋症、頻拍性不整脈、低カリウム血症) |
9 | . | 陰性T疾患(非ST上昇型急性冠症候群、たこつぼ症候群重症心不全、ストレス性心筋症) |
10 | . | 巨大陰性T疾患(非ST上昇型急性冠症候群、たこつぼ症候群・亜急性期) |
11 | . | 肺塞栓症(陰性T型、ST低下型、ST上昇型) |
12 | . | 高カリウム血症(Ⅱ・Ⅲ・aVFでのST上昇型、V1~V3でのST上昇型) |
13 | . | その他の急性冠症候群 |
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受講条件、コース時間、受講料
受講条件 |
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どなたでも受講できます
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コース時間 |
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約4時間
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受講料 |
| 初回のみ7,700円、2回目以降は無料で何度でも受講可能です。 |
講師
- 河野 寛幸(こうの ひろゆき)
- 福岡博多トレーニングセンター理事長
- 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医
評価と認定
希望者だけの自由参加コースのため、認定証はありません。
使用テキスト
コース当日に、このコースのための「コース資料」を受付にて配布いたします。