コース概要
電解質異常(高/低カリウム血症、低/高ナトリウム血症)の病態と初期診療の考え方を学ぶコースです。具体的には、高カリウム血症・低カリウム血症・低ナトリウム血症・高ナトリウム血症の病態と初期診療の考え方を学び、臨床現場で直ぐに活用できる能力を身につけることを目的としたコースです。
コースの進行方式は、①総論(電解質異常の病態・原因・治療、脱水症、輸液製剤の考え方)の講義、②実際の症例(ERシナリオ)を使い模擬診療実践(実技)の2部構成で行い、後者(模擬診療実践)が主になります。実際の症例(ERシナリオ)を使った模擬診療実践では、まず模擬診療(実技)をしていただき、その後、症例ごとに各病態の診療マニュアルのまとめを講義(実践的まとめ)していきます。
この方法を用いることで臨床(救急)現場に近い感覚で症例を実践でき、電解質異常(ナトリウム・カリウム異常)に対する臨床(救急)現場での初期診療(診断から初期治療まで)マニュアルをより実践的に理解できます。
このコースは、ACLSコースやACLS-EPコースを受講するためには有益と思われますが、ACLSコースやACLS-EPコースの受講に必須ではありません。希望者のみの自由参加コースですので、認定証は発行されません。
コース内容
1. | 電解質異常総論、脱水症 |
|
1) | 電解質異常の病態・原因・治療 |
2) | 脱水症 |
3) | 輸液製剤の考え方 |
|
2. | 「高/低カリウム血症」症例とまとめ(実技、まとめの講義) |
|
1) | 高/低カリウム血症の病態と症状 |
2) | 症候性徐脈と高/低カリウム血症 |
3) | 高/低カリウム血症の心電図変化 |
4) | 高/低カリウム血症の原因 |
5) | 高/低カリウム血症の治療 |
|
3. | 「低/高ナトリウム血症」症例とまとめ(実技、まとめの講義) |
|
1) | 低/高ナトリウム血症の病態と症状 |
2) | 低/高ナトリウム血症の原因 |
3) | 低/高ナトリウム血症の治療 |
|
受講条件、コース時間、受講料
受講条件 |
|
どなたでも受講できます
|
コース時間 |
|
約4時間
|
受講料 |
| 初回のみ7,700円、2回目以降は無料で何度でも受講可能です。 |
講師
- 河野 寛幸(こうの ひろゆき)
- 福岡博多トレーニングセンター理事長
- 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医
評価と認定
希望者だけの自由参加コースのため、認定証はありません。
使用テキスト
コース当日に、このコースのための「コース資料」を受付にて配布いたします。